犬が物を噛む理由は?【重要】噛み癖トラブルのマル秘対処法!

犬 物 噛む 理由

エリちゃん

うちの犬が色々なものを噛んで破壊しちゃうんですが、犬が物を噛む理由ってなんでしょうか?犬に物を噛まなくさせる方法なんてありますか?

わんこ先生

物を噛んでボロボロにされて困っていらっしゃる飼い主さんは多いですよね。それでは今回は犬が物を噛む理由を知り、物を噛んで破壊しないための対処法をバッチリとご紹介していきましょう!

犬が物を噛む理由は?犬の気持ちからわかる理由

犬には、そもそも「噛みたい」という本能からくる欲求があります。

これは、犬が知りたいと思う探求の欲求からくるもので、噛むという行為によってそれが何かを調べているんですね。

犬は何かを探るときに、手で触って確認するのではなく、においを嗅いだり舐めたり噛んだりして探ります。

ですから、犬が物を噛む理由というと「何かを探っているから」ということになりますが、さらに子犬の場合と成犬の場合それぞれ噛む理由が他にも追加されて理由が出てきます。

子犬の場合は

  • 歯の生え変わりのムズムズを緩和させている
  • 好奇心をくすぐられたものを調べている
  • 噛み心地の良いもので遊んでいる
成犬の場合は

  • 痛い・体調が悪いのを紛らわせるため
  • 単なる暇つぶし
  • 大好きな飼い主さんのにおいがする
  • 所有権を主張している
  • たまってしまったストレスを発散している
このように、「探っている」以外にもそれぞれ物を噛む理由が考えられます。

それぞれの理由を見ていきますが、その前に。

犬が物を噛む理由と、人や他の犬を噛む理由、さらに自分の体を噛む理由というのはそれぞれ違います。

例えば、人などを噛む理由としては「権勢症候群によるもの」「独占欲によるもの」「恐怖からくるもの」「縄張り意識によるもの」などが考えられて、こうなってくると立派な攻撃行動という問題行動になります。

ですが、犬が物を噛む理由を見てもらうとわかる通り、早い段階で飼い主さんが理由を取り除いてあげる努力をしてもらえると物を噛む行為は軽減させることができます。

この記事を呼んでくださっている飼い主さんは、とても犬想いの優しいまじめな方なので大丈夫だとは思いますが、「物を噛まれるだけだからまーいいわ」と放置してしまうと物だけじゃなく人や他の犬に対して噛むといった攻撃行動に発展してしまう恐れもあります。

エリちゃん

え!ただ物を噛んでいるだけなのに、飼い主や家族を噛んじゃうようになるんですか!?

わんこ先生

そうなんです。「噛む」ことは禁止することはできませんが、飼い主さんがある程度コントロールする意識を持つ必要があるんですね。具体的に言うと、正しく主従関係を築くことを意識してもらいたいということです。

犬との正しい主従関係を築くということは?

たいていの場合、犬が何かを噛む行動を起こすようになると、飼い主さんにも同等かそれ以上のストレスがたまる環境になってしまうことがほとんどです。

人や他の犬を噛むようになってしまったら、しつけ直しをするのにも相当な時間と飼い主さんの根気が必要になってしまいます。

ですから、今すぐ、犬と正しく主従関係を築けるトレーニングを始めてください。

ちなみに私の言っている主従関係というのは、「上下関係」とは違うものです。

トレーニングの仕方がわからないなら、犬のしつけ教室に通ったり出張訓練士に頼むのも良い方法です。

ネットや本の文字だけの解説だと、犬がその通りに動いてくれることなどほとんどないのでうまくトレーニングができないことが多いです。正確なやり方を知るにはプロに教えてもらう方が絶対的に良いです。

ただ、しつけ教室や出張訓練士は良いんですが、犬と上下関係を築かせようとする訓練士が多くいるのも確かなので、それには注意をしてください。

「犬になめられないで」とか「厳しく接して」と言ってくる訓練士や、とにかくリードショックに頼る訓練士や、下手したら体罰を推奨するかのような訓練士もいるので要注意です!

高い金額を支払って、教えられたからとそんなやり方を守ったばかりに犬との関係がさらに悪化して手が付けられなくなったという飼い主さんからの相談も受けます。

ご相談をしてくださる飼い主さんはたいてい、とても優しくてまじめで、犬に対して一生懸命なので、よけいに言われたとおりに厳しく接したり、犬になめられないように頑張って行動をして犬も飼い主さんもストレスだらけになっています。

毎回毎回、心が痛むお話です・・・

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私がそういったご相談を受けたときは、「犬は飼い主さんのことが大好きだと思うことで、飼い主さんが喜ぶ行動をするようになります。だから、犬と築かなくてはいけないのは上下関係じゃなくて、主従関係なんです」ということをお話しさせてもらいます。

主人の言う通りに従っていれば、安心して生活していられる!と犬が思うことが主従関係なので、犬も人間社会で余計なストレスを感じなくて済みますし、飼い主さんと心が通じ合っているので幸せでいられるんですね。

主従関係を築く意識が高まったところで…

子犬・成犬が物を噛んでいるとき、どんな理由の場合放置してはいけないのかを知るためにも、それぞれの理由について見ていきましょう。

子犬が物を噛む理由

歯の生え変わりのムズムズを緩和させているから

子犬は生後2か月くらいまでに乳歯が生えそろうので、子犬を迎えたときは多くの場合乳歯は生えそろった状態だと思います。

やっと生えそろった乳歯なんですが、犬は乳歯の期間が非常に短くて、早ければ生後5か月くらいから生後8か月くらいの間に乳歯が抜けて永久歯が生えそろう「歯が抜け変わる時期」になります。

抜けた乳歯が床にでも転がっていればわかりやすいんですが、たいていの乳歯は抜けたと同時に犬が飲みこんでしまうことが多いので、抜け代わりが始まったと飼い主さんがわかるのはまれです。

ただ、子犬としては歯がぐらぐらして痛かったり、抜けた後新しい歯が生えてくるときに歯茎がむずがゆかったりと口の中が違和感でいっぱいになっています。

その違和感を紛らわすために、固いものを噛みたくなるんですが、大きさと言い固さと言い椅子の脚とか机の脚にかじりつくのがちょうどいいんですね。

ムズムズを緩和させる理由で噛むのは、成長とともに歯が生え変わればおさまることなのであまり心配しないで大丈夫です。

好奇心をくすぐられたものを調べているから

例えば、子犬をトイレと寝床がついているケージで飼っている場合、ケージの中にいる時に外の景色が見えますから、子犬にとっては気になるものだらけになっています。

見えるものがなんでも気になるのに、柵があるから近くに行って探ることができない。。。という状況です。

こうなると、子犬の好奇心は常に刺激されている状態になるので、ケージから出されたときに気になっていたものを思う存分探ることでしょう。

子犬の「好奇心をくすぐられたものを調べたい」という理由から噛むので、部屋に置いてあるものがすべて噛む対象になります。

そして、ケージで飼っている状態でケージから出してほしいとなると「吠え」も増長させますし、噛みたいという欲求がかなり刺激されているので必要以上に噛むので破壊行動に繋がる恐れが高いです。

この対処法については、後でご紹介する「物を噛ませない対処法」の方で詳しくご紹介しますが、子犬をケージで飼っている場合には対策が必要になります。

噛み心地の良いもので遊んでいるから

犬は基本的にふかふかした柔らかいものを好む傾向にあります。それは触るのも噛むのも両方好きな子が多いんですね。

子犬がふかふかの寝床でトイレをしてしまって、トイレトレーに寝て困るというお話もよく耳にしますが、犬は足の裏の感覚にも素材嗜好性というのがあって足元の好みというのがありますが、やはりふかふかした柔らかいものを好む子が多いようです。

ふかふかした柔らかいものを噛むというのはとても噛み心地が良いので、夢中で噛んでしまう傾向にあります。

子犬はふかふかした柔らかい噛み心地の良いものが好きなので、噛む理由として噛み心地の良いもので遊んでいること自体は何の問題もありません。

あとその遊び方も、噛み心地の良いおもちゃを飼い主さんが子犬に与えて、一緒に遊んでいるのなら問題はありませんが、子犬が勝手にふかふかのスリッパやクッションなどを噛んでしまっている場合は要注意です。

ただ遊んでいるという理由だから特に問題は無いように思えますが、子犬が噛んで良いものと悪いものの区別ができなくなってしまう恐れがあることと、勝手に色々と噛む一人遊びをする時間が長いというのはそもそも問題でもあります。

子犬の生活環境を見直す必要があるので、やはり後でご紹介する対処法をご覧いただきたいと思います。

また、コードなども子犬が大好きな噛むアイテムになりますよね。

コードも子犬にとっては噛み心地の良いものなので、スキがあれば噛んでしまうのは仕方のないことかもしれません。

でも、やはり噛んではいけないものなので、できるだけコードが出てしまっている部分にはコードカバーをして噛めないようにすることは大切です。

成犬が物を噛む理由

痛い・体調が悪いのを紛らわせるため

犬は自分の体調が悪いことを隠そうとします。

強い痛みがあるものは泣き方や態度ですぐわかりますし、下痢や嘔吐などの症状があれば病気も疑うことができます。

ただ、何となく調子が悪いとか、病気の初期などは大きな症状は出ないですが、犬には体の違和感がありますから、それを紛らわせるために物を噛むことがあります。

飼い主さんの鋭い勘で、愛犬の様子がおかしいと感じたら、熱を測ってみたり、食事の量や飲んだ水の量をチェックして書き留めておく、便の状態を確認するなど注意深く観察をしておいてください。

病気はなるべき早期に発見したいものなので、気になったら動物病院で診てもらっておくと安心です。

単なる暇つぶし

お留守番の時や、雨で外に出られないときなど、家の中で過ごすことに飽きてしまっているときに、暇つぶしとして物を噛むことがあります。

成犬にもなると、子犬と違って好奇心を満たすために椅子の脚を噛むということもないと思いますが、暇をつぶせるように噛んで良いガムなどをあらかじめ用意しておくと良いでしょう。

噛む理由が暇つぶしの場合は、特に問題は無いです。

大好きな飼い主さんのにおいがするから

これもお留守番をしているときや、飼い主さんが何か用をしていて遊んでもらえないときなどに、飼い主さんのにおいがついているものを入手できるとそれを噛むことがあります。

靴下やメガネなどは飼い主さんのにおいがついているので噛み噛みしている間にボロボロになってしまうということはよくあります。

靴下もボロボロにされては困るものですが、メガネをそういくつもボロボロにされると困ると思いますし、レンズの部分が破損してそれを誤飲してしまうのも危険なので、メガネの保管場所は犬が決して手の届かない所にするようにしてください。

噛む理由が大好きな飼い主さんのにおいがするのなら、飼い主さんが管理を徹底すればよいことなので特に問題ありません。

所有権を主張しているから

権勢本能が強めの子は、「これは自分の物だ!」ということを主張するために、その物を噛んだ状態で歩いたりします。

所有権を主張するということは、ただ自分の物だというアピールだけでなく、家族の中にリーダーだと思える人がいないという状態であることの表れでもあります。

ですから、犬が噛んでいるものを無理矢理離させようとすると、犬もムキになって離そうとしませんし、例え力で勝って離したとしても犬は納得がいかないのであなたを噛んで攻撃しようとするかもしれません。

噛む理由が所有権を主張しているである場合は、放置をせずに犬にリーダーだと思ってもらえるように、主従関係を築くトレーニングを強化していく必要に迫られています。

たまってしまったストレスを発散しているから

飼い主さんと正しく主従関係を築けている犬は、人間社会でも飼い主さんの言うことに従っていれば安心なのでストレスを感じることは少ないです。

でも、主従関係を築けていない犬は飼い主さんから何も教えてもらうことができないので、犬社会のルールで行動したり、今までの経験から行動するので、人間社会のルールから外れてしまい、飼い主さんに叱られることが多くなります。

そして飼い主さんに理解してもらえないことが増えるのでどんどんストレスがたまっていきます。

飼い主さんとしたら犬に「こうしてほしい」ということを教えていると思いますが、犬に伝わっていない状態であることが考えられます。

飼い主さんは教えているのに犬がちゃんとできないと思って、飼い主さんもストレスがたまってしまうかもしれませんが、その犬への伝え方に少しだけ問題があるのかもしれません。

犬は3~5歳児並みの知能を持っていると言われていますが、文章で言葉を理解することができません

ただ、単語は覚えることができるので、まるで人間の言葉がわかっているかのように感じますが、知っている単語と今までの経験から連動する行動がわかるというだけです。

しかもその単語ですが、子音の部分はあまり聞きとれていないと考えられています。

「ご飯だよ」で喜ぶ犬も多いですが、犬は「おあんあお」くらいにしか聞き取れていないので、「お椀だよ」でも「ボタンだよ」でも「ご飯だよ」と同じ反応をする場合が多いです。

人間でも全て母音で話をされたら何を言っているのか理解ができませんよね(^^;)

だから犬に対してのコマンドは犬が聞き取りやすくわかりやすいように短い言葉が良いんですね。そしてジェスチャーをつけると尚わかりやすいわけです。

噛む理由が「溜まったストレスを発散している」のであれば、放置をしているとどんどん犬との関係が悪化して、犬が問題行動を起こすようになる可能性が高いです。
※噛む理由が「所有権を主張している」場合も放置をしていてはいけない理由になります。

物を噛む犬に気をつけなければいけないこと

犬が物を噛む理由は、子犬と成犬で理由が少し違うところがありましたが、どちらにしても噛むという行為を助長させないために気をつけなければいけないことがあります。

主従関係を築くというのは噛む行為を助長させないために一番大切なことではありますが、その他にも遊びを通して噛むよりも楽しいことを教えてあげるということも重要です。

子犬でも成犬でも、1日に1回は犬と遊ぶ時間をとることは必須です。

イヌバーシティには普段の生活で犬とどうやって接していくのかという解説もありますが、「犬との遊び方」だけで1つのコンテンツとしてしっかり解説がされています。

それほど、犬との遊び方というのは飼い主さんにとって重要事項になるんですね。

犬にとっては飼い主さんが自分にだけ注意を向けて遊んでくれることによって、飼い主さんの愛情を感じられますし、飼い主さんに対しても愛情を抱きます。

何かを噛んでストレス発散をしている噛み癖が激しい犬は、何かを噛み続けて壊すことができると、壊すことに達成感を感じてしまうこともあります。

すると、目につくものをどんどん噛んでしまい、次々に物を壊していくので噛むことが助長されてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

飼い主さんがしっかりと遊んであげれば、遊んでいる時間が犬にとってストレスを発散する時間になるので、何かを噛むよりも楽しいと感じさせてあげることができます。

人間もそうですが、犬もストレスが発散されていて愛情欲求が満たされていると不必要に色々と噛みたいと思わずに生活をしていけますので、物を噛む癖が激しい場合には特にしっかりと遊びの時間を取るようにしてみてください。

犬が大好きな遊びといえば引っ張りっこ遊びが代表的ですが、中には引っ張りっこ遊びをしたがらない子もいます。

引っ張りっこ遊びや、引っ張りっこをしたがらない子との遊びについては、イヌバーシティで方法を詳しく解説されていますし遊び方も実践しているのでそちらをご参考にしてもらうのが一番だと思います。

イヌバーシティでも引っ張りっこ遊び中に犬が唸っても、ルールを守っていればそれは飼い主さんに対して攻撃的になることではないと解説されているので安心して遊んでもらって大丈夫です。

ただ、引っ張りっこ遊びとか持ってこいというのは、犬の狩猟本能を刺激する遊びで、犬の脳内ではアドレナリンやコルチゾールなどのホルモンが分泌されているんですね。

この脳内で分泌されているホルモンは、別名ストレスホルモンとも呼ばれていて、長時間にわたって分泌されてしまうと逆にストレスになってしまうものです。

犬が楽しい遊びだからと言って、ずっと繰り返し繰り返し遊んでいると、犬がストレスから興奮してしまうのでダラダラ長く遊ぶのではなく、様子を見ながらまだ遊びたそうなところで終わらせるようにしてください。

犬に物を噛ませないようにしたいのはなぜ?その理由は?

犬に物を噛ませないようにしたいのは、家具や生活品をボロボロにされたくない・壊されたくないというのが大きな理由になると思いますが、物を噛ませないようにする理由はそれだけではありません。

もちろん、犬に全く物を噛ませないようにするというのは不可能ですし、犬の本能を抑制してしまうことなので全く物を噛ませないようにしたいということではありません。

ただ、ちゃんと噛んでも良いものと噛んではいけないものを教えるようにしないと、なんでも噛んで良いと犬が勘違いしてしまう恐れがあります。

犬社会のルールだと、犬が自分で発見して一度くわえた物はその犬の物というルールがあります。

人間社会のルールだと、犬が勝手にくわえた物というだけで、くわえた物が人間の物という認識は変わりません。

だから、人間の感覚でいうと「返しなさい」となるので、犬の口からくわえた物を取り上げようとしますよね。

犬にすると、自分の物を無理矢理取り上げてしまう人に対して、何度も続けば不信感が芽生えてしまうので信頼関係に悪影響を与えることになります。

だから、噛んでも良いものだけを噛むというルールを作ってそれを犬に伝えていく必要があります。

なんでも噛んでしまうというのは犬にとっても危険なことで、犬は飲みこめそうな大きさのものが口の中にあると飲みこもうとしてしまうので、噛んで壊した破片などを飲みこもうとしたり、小さな部品などを飲みこんで誤飲する可能性が高まります。

またなんでも噛もうとすると、犬にとって毒性のあるものを噛んで中毒になる恐れもあります。

例えば毒物を飲みこんだ場合、食道や胃などの消化器の粘膜が荒れて嘔吐や下痢を起こします。また毒物が血液中に入ると、脳や心臓、肝臓など、生命を維持する臓器を傷つけて命に危険が及んでしまいます。

中毒を起こす物質は、食べ物や植物、薬品、化学物質など身の回りにたくさんあるものなので、犬がなんでも噛む癖を無くしておかないと、いつ毒物を口にしてしまうかわかりません。

子犬の頃は、行動範囲も限られていますから、部屋の中で誤飲や中毒の原因になるようなものは注意深く排除されていると思いますが、成犬になって室内フリーで飼うようになると行動範囲も広がるので危険が増します。

さらに、犬に物を噛ませないようにする理由として攻撃性を養う恐れがあるという点もあげられます。

物を噛む犬がすべてそうであるとは言えませんが、噛んで破壊することが楽しくなってきてしまうということは犬の攻撃性を養い攻撃的な犬にしてしまうこともあります。

犬にとって、噛むことは犬にとって最大の武器です。鋭い牙と強いあごによって相手と戦うときに相当強いアイテムであることは間違いありませんし、それは犬自身もよく分かっています。

ですから、噛む行為というのは犬が持っている攻撃性を高めやすいんですが、飼い主さんと正しく主従関係を築けていない場合、その攻撃性が人間に向いてしまうと平気で人を噛むような攻撃的な犬になってしまう可能性があります。

これらの理由から、犬に何でもかんでも物を噛んでしまうという状態は、直しておく必要があることがお分かりいただけると思います。

エリちゃん

物を壊されて困るだけじゃなくて、この子にとっても危険があるんですね!

わんこ先生

そうです!それに人に対して攻撃的になって噛むようになるとそれを直すのにも手間や根気が必要になるので今すぐ対応をしていきましょう。

犬に物を噛ませないための対処法は?

これから、犬に物を噛ませないためにはどうしたらよいのか対処法をご紹介していきます。

犬に物を噛ませないためには、ただ「ダメ」ということを教えても、犬は理解ができませんし納得もできません

良くつかわれるのが「天罰方式」というもので、犬がしてほしくない行動をとったとき、大きな音をさせて驚かせ、その行動をすると不快になると教える方法です。

天罰方式は確かに効果がてきめんではあるんですが、犬が一発で驚くほどの大きな音を出す必要があり、住宅事情的にその音が騒音になってしまう恐れがあることと、犬が音に慣れてしまったら効果がなくなること。

そしてできるだけ天罰なので音をさせる瞬間を見られないように気をつけなきゃいけませんし、さらに、タイミングを逃してしまったら何の意味もなく、ただ犬を驚かせるだけであることもあって、なかなか使い方が難しいということがあります。

天罰方式を使うことを否定しているわけではないので、上手に使えれば即効性のある教え方になりますし、チャレンジしてみるのは良いと思いますが、今回は天罰方式以外の

  • 子犬の生活環境を整える
  • 成犬の生活環境を整える
  • 主従関係を築くトレーニングをする
  • おもちゃを魅力的にする
  • コマンドでコントロールできるようにする
  • ストレスを溜めさせない生活を心がける
これらの方法を見ていきたいと思います。

天罰方式に比べると即効性もなく地味な内容になってしまうかもしれませんが、普段の生活から対処していかないと一瞬噛むことが治ってもすぐに復活してしまうので、地味ですが大切なところになります。

子犬の生活環境を整える

子犬には、まずぐっすりと良質の睡眠がとれる環境を用意することが大切です。

それには、できれば柵で囲われているトイレ付きのケージよりもクレートで飼うことが望ましいです。とはいえ、今までケージで飼っていたのだから急に変えるのが難しい場合は、ケージをすっぽりと覆える大きな布でケージを覆ってしまっても良いです。

こうすることで、犬は外の世界が見えなくなるので、必要以上に好奇心を刺激されない環境になります。

ただ、トイレをケージ内に置いてしまうと、勝手に子犬がトイレでしてしまうので、トイレトレーニングがしにくくなってしまいます。

トイレを勝手にするんならいいじゃない?と思われたかもしれませんが、これだとケージから出したらトイレに戻ってしてくれることは少なく、部屋に出すと色々なところで排泄をしてしまうようになります。

今はトイレトレーニングについてではないのでここまでにしますが、まだ子犬であるのならイヌバーシティを見てもらって、子犬の正しい環境を整えてもらうのが一番だと思います。

子犬の好奇心を常に刺激してしまうような環境から、できればクレートでゆっくりと眠って十分な睡眠時間を取り、出したらトイレトレーニングをした後にご飯を食べたらまたケージで眠って、次のトイレの時間にまた出したらトイレをさせて今度は遊んで、遊び終わったらケージで眠って…といった子犬の生活サイクルというものがあります。

だから本来は、子犬が起きている時間は散歩をのぞいたら1時間に満たないような短い時間であるはずです。

子犬が1人で好きなように物を噛んでいる時間というのがないはずなので、子犬の生活サイクルを見直して整えることも重要です。

この子犬の時の生活の仕方で、今後の犬との生活が豊かなものになるか、やんちゃで粗相ばかりの子犬に振り回されて泣きながらお世話をするかの分かれ目です。

子犬の生活環境を整えることについてすべてここで書ける量ではないので、「どうしてクレートで飼うの?」「子犬の生活サイクルはどうしたらいいの?」という疑問を持たれた方はイヌバーシティで正しい方法を全て見て取り入れてもらいたいと思います。

MEMO

~椅子や家具の脚を保護する方法~

子犬の時は椅子の脚やテーブルの脚など、家具の脚に噛みつくことが多いです。

高価な家具など、犬に噛んでほしくない家具の脚には麻縄をまいておくと保護ができます。見栄えは悪くなってしまいますが、子犬のうちだけの応急処置です。

ホームセンターなどで売っている、直径5ミリ以上の太さの麻縄を子犬が届くところまで巻き付けることで、噛んだとしても犬歯が家具まで届きません。

タオルなどを巻くと、タオルは噛んでも良い物と認識してしまう恐れがあるので、朝縄にしてもらったほうが良いと思います。

成犬の生活環境を整える

子犬の頃は犬を飼い始めたこともあって注意していたことでも、成犬になるにしたがって行動範囲も広がることもありますが、おろそかになることも考えられます。

  • 噛まれて嫌なものは犬が届かない所に置く
  • 誤飲や中毒になりそうなものを部屋に置かない

この2点は成犬になっても整えておくべき環境になりますので、犬が自由にしているエリアは大丈夫かどうかを一度確認しておいてください。

特に皮製品と飼い主さんのにおいがついたものは犬のお気に入りの品になります。

犬は、高価なブランド製の皮製品でも容赦はありません。

野生時代の名残なのか、犬は皮製品のにおいも皮製品の噛み心地も大好きな子が多いです。絶対に噛まれたくないものは犬が入れない部屋を作ってそこにまとめて保管するなど守るようにしましょう。

中には成犬になっても、コードを噛むことをやめられないという子もいます。

コードカバーをつけていても、すぐに壊されてしまうという場合は、犬が噛まないように噛むと苦い配線カバーなども売られていますので、いたずら防止グッズを活用するというのも良い方法です。

あとは、噛んで良いおもちゃを用意しておいて好きな時に噛ませてあげるようにしておいたり、コングなどの知育玩具を与えるなど、噛んで良いものを教えて噛みたいという欲求は噛んで良いおもちゃで解消することを教えてあげるようにします。

噛みたい欲求を我慢させて噛ませないようにするのではなく、噛んで良いおもちゃといけない物を区別できるようにしていきましょう。

そしてその区別ができるようにするためには、次にご紹介する主従関係を築くことが非常に重要なポイントになります。

主従関係を築くトレーニングをする

犬が物を噛む理由が分かったとしても、犬が勝手に噛まないようになることはありません。

イタズラしたかったり、噛みたい気分だったリ、噛みたいにおいだったりと、犬の気分次第で物を噛む状態だと根本的な対策にはなりません。

噛んではいけないものを区別できるためには、飼い主さんのことが大好きで、飼い主さんが喜ぶことがしたい!と犬が強く思える関係を築くことが必須です。

例えば、ご飯の前だけはオスワリができるけど、他の時にコマンドを言ってもオスワリをしないというのは、ちゃんとトレーニングができた結果オスワリができているわけではありません。

犬との主従関係は、トレーニングを通して築いていくものですが、主従関係を築くことを目的としているトレーニングを行わないと、コマンドを覚えたとしてもそれはただの芸になってしまいます。

芸である以上、犬の気分が向かなければやらないことも出てきてしまいます。これではよろしくないんですね(´・ω・`)

主従関係を築くトレーニングをして、正しく犬との生活を送っていると、犬は飼い主さんを信用し、心を完全に開き、飼い主さんのために我慢することを知り、飼い主さんが喜んでくれるなら自分のことよりも飼い主さんを優先するという気持ちになっていきます。

この関係を築けて初めて、犬は飼い主さんからの指示を喜んで聞くようになります。

もちろんいたずらをしたくて飼い主さんが困るものを噛むこともありませんし、そもそも噛むことでストレスを発散しなくても、あまりストレスを感じないで生活ができているので、噛んで良いおもちゃを気が向いたら噛むくらいで十分になります。

私がおすすめをしているイヌバーシティは、主従関係を築くことを目的としたトレーニングをすることに重点を置いている方法なので、解説でも大切なポイントやコツをしっかりと教えてくれています。

だから無理なく、トレーニングをしていたら自然と主従関係が築けているというところで、あなたにもイヌバーシティのトレーニング方法を知ってもらいたいと思いお勧めしています。

良かったら一度公式サイトをご覧になってみてください。

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おもちゃを魅力的にする

噛み心地の違うものを用意したり、おもちゃの素材を変えたり、遊び方を変えてみたりとおもちゃを魅力的にすることも必要になります。

おもちゃを魅力的にするということは、魅力的なにおいのする皮製品や大好きな飼い主さんのにおいがするものよりも、おもちゃを噛みたいと思ってもらわないといけないからです。

例えば、一緒に遊ぶためのおもちゃは飼い主さんが一緒に遊んでいるだけで十分魅力的なおもちゃになっていますが、1人で遊んでいてほしいというときに噛む目的のおもちゃはにおいのないローブだったり、固いゴムでできているものが多いです。

味やフレーバーがついているガムもありますので、そのガムを楽しみにしている犬であればガム自体が十分魅力的なのでガムを使っても良いでしょう。

ただ、一人遊び用のおもちゃはできるだけ丈夫で、ガブガブ噛んでも破損する心配のない物が好ましいので、骨のように折れてしまう危険のあるものだと少し心配があります。

その中でも、やはりコングは噛んでも壊れにくい耐久性があることと、中に入っているおやつが良い匂いがするので、犬が楽しめることもあり、噛むおもちゃとしても優秀です。

噛むことを楽しめるようなおもちゃを用意してあげることで、犬が噛みたいという欲求が満たされるので、気に入ってくれるようなものが見つかるまで色々なものを試してみたり、飽きないように数種類のおもちゃを用意すると良いでしょう。

コマンドでコントロールできるようにする

犬が噛んだものを放したがらないのは、先ほどご紹介したように一度くわえたらその犬の物という犬社会のルールも関係しています。

でも、噛んで遊んで良いものじゃないものをくわえていたら取り上げないといけません。

そんな時、犬との信頼関係に悪影響が出ないように、あらかじめ犬に「ちょうだい」のコマンドを教えておきましょう。

犬がくわえているものを離してほしかったら、「ちょうだい」というと口から離すというトレーニングをします。

これは犬との遊び時間の中で教えていくと、スムーズに覚えてくれるので、遊び時間にトレーニングを組み込むような感じで教えていきます。

ストレスを溜めさせない生活を心がける

犬の大きなストレスの原因にもなるのが運動量です。

お散歩から帰ってきても、ウロウロと落ち着かない様子で歩いていたら、その犬に必要な運動量が足りていません。

お散歩というと運動量も大切なんですが、お散歩は体を動かすという体への刺激と外の空気や他の犬、会う人など、心にも心地よい刺激をして初めて十分なお散歩といえます。

ですから、外を歩いていてもずっとリードを引っ張って前へ前へ歩こうとだけしているようなお散歩だと、心に刺激が与えられないので不十分なお散歩になってしまいます。

これではお散歩の意味が半減してしまいますし、犬にとってはストレス解消のはずのお散歩がストレスだらけのものになってしまいます。

そこで、リーダーウォークが必要になってきます。

もし、まだリーダーウォークでお散歩ができていないとしたら、ストレスを溜めさせてしまっている状況なので、すぐにリーダーウォークのトレーニングをするようにしてください。

犬がリードを引っ張らないで歩けるようになったら、距離を伸ばしてみるなど、愛犬にあった運動量を見極めると良いです。

あと、犬がストレスを感じてしまう理由として愛情欲求の不満があります。

犬としっかりと遊ぶ時間を作って、飼い主さんがアクティブに遊んであげることに加えて、普段の生活でも「犬を褒める」ということを忘れないようにしてください。

子犬の時はトイレにしろトレーニングにしろうまくできるとたくさん褒めていたと思いますが、成犬になってちゃんとできることが当たり前になってしまうと、どうしても褒めることを忘れてしまいがちです。

犬は飼い主さんから褒めてもらうことが大好きですから、普段の生活でも「良い子にしてたね」「よくできたね」「お利口さんだね」と声をかけるようにしてもらいたいと思います。

犬が物を噛む理由は?~最後に~

最後までお読みいただいて本当にありがとうございました。

犬が物を噛む理由は色々ありましたが、基本的に噛みたいと思うのは犬の本能です。ですから、しつけができていないという訳ではありません。

犬はとても好奇心が強い動物で、探索することが大好きですから、犬が好奇心を抱いた対象に対して調べているだけなので、多くの場合犬は悪気がありません。

ただ噛んでいると噛み心地が良くなってしまって、噛むのをやめられないという状況にはなりやすいので、噛んでほしくないものはできるだけ自衛をしておくことを心がけてもらえると大参事は避けられます。

犬が物を噛んでしまうというのは、問題行動にはまだ入ってはいません。

ただ、物を噛んで壊すことが多くなってくると、それは犬にストレスがたまり始めているサインでもあるので、そのまま放っておくと物ではなく人や他の犬に噛むといった問題行動に発展してしまいます。

物を噛む犬に対して、ダメを教えることがしつけなのではなく、ちょうだいのコマンドで口から離せるようにしたり、一緒に引っ張りっこ遊びをして噛む欲求を満たしてあげたり、リーダーウォークでお散歩をしてストレスを発散させることが飼い主として行うことです。

これらのトレーニングを通して犬と主従関係が築いていけるので、犬のしつけってそんなに大変なことではありませんし、難しいものでもありません。

ぜひ、楽しくトレーニングをして愛犬と主従関係という絆を深く築いていってもらえると嬉しいです。

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